ようこそ〜ひじりの音〜 へ

〜思いのむくまま日々つれづれ〜

No.726 『和音(わのおと)の架け橋』(令和7年1月18日)

🎵 昨年元旦に起こった能登半島地震、その復興支援を邦楽の力でと当道音楽会金沢支部有志の方々が秋から企画して下さったチャリティーコンサートが石川県能美市の根上総合文化会館で1月19日に開催され、私も藤原道山さん長谷川将山さん菊重絃生さんと共にゲストとして参加させて頂きます。

 17日は輪島まで行って参りましたがやはり復興と言う言葉はまだまだ程遠いと感じる様子を見て頑張らねばと思いました。15年前東日本大震災のチャリティーを始めた夏、実行委員で東北に行きその景色に只立ち尽くした記憶がよみがえりました。近年日本各地で起こる自然災害、邦楽が和の音が少しでも被災された方のお力になればと願って本番は精一杯演奏させて頂きます。



No.725 『邦楽のひととき』(令和6年12月28日)

🎵 いよいよ今年も残り僅かになりました、秋が暖かかったのに今は大雪のニュースばかりですね。私もレッスンが27日、そして28日にリハーサル済ませてお正月休みです。

 さてここ数年はお正月に放送させて頂いてます邦楽のひとときですが、来年も1月6日の月曜日になりました。お正月という事で選曲も考えましたが今回は『若菜』になりました。筝は菊珠三奈子さん、尺八は長谷川将山さんです。

毎回気を使うのが時間、13分を意識しすぎると早くなり過ぎたりしてなかなか自然体は難しいです。お声掛け頂ける事に感謝しつつまた新しい年が始まるなと実感しております。



No.724 『第3回菊聖公一地歌演奏会』(令和6年12月26日)

🎵 いつまでも暖かかった秋から一転日本海側や北の地方は凄い雪みたいですね。
先月末はお天気にも恵まれて第3回のコンサートを開催させて頂きました。

 今回は去年9月にお亡くなりになった琴友会の大先輩でお世話になった菊和千保子先生への追善の曲として「さむしろ」と「袖香炉」も演奏させて頂きました。 自分の演奏したい曲をメインに選曲するこのコンサート、今回の目玉は「七小町」と「三津山」でした。いずれも光崎検校の作曲、「七小町」は唄・三絃・筝それぞれが手強いですがそれ以上に合奏が怖いです。 そして「三津山」、地元奈良の曲ですがきっと約30分という長さもあるからか舞台での演奏も聴いたことがありません。融と同じく「三津山」も藤原道山さんに尺八手付けをお願いしてから景色が見え始めました。長さゆえお客様の前での演奏機会は殆どありませんし今回が最後のリサイタルから5年ぶりの演奏でした。リハーサル終わりやはり楽譜を置こうか迷いましたが、思い切って置かずにチャレンジ、途中からノリ始め、終わると少しですが楽しかったと感じました。

 あと何度演奏出来るかは判りませんが、融と同じく「三津山」も次の世代にも残さねばならない大切な大切な曲と改めて思いました。 出来れば来年も何処かで演奏出来ればと心から思いました。



No.723 『やはり秋はこれですね』(令和6年10月21日)

🎵 今月に入りやっと朝晩が涼しく時には寒いと感じる様になりましたが、昼間は夏日の日も多く衣替えも微妙ですね。昨日は北海道でも例年よりかなり早く初雪が降ったとニュース、気候の良い秋はあっという間に過ぎるんでしょうか。
 そんな中先週本家の窓を開けるとほのかにあの香りが、そう金木犀でした。余りの暑さにすっかり忘れてましたが今は毎日その香りを楽しんでおります。でももうすぐ11月、それでも朝目覚めた時に半袖か長袖か迷うのが不思議ですね、衣替えも途中で止まったままです(笑)

 今週末は奈良県三曲協会の演奏会、先週のむらさき会から本格的に始まった秋の演奏会シーズンは12月の本手会まで続きます。 先月半ばから右足甲の蜂窩織炎、その後右肩の肩関節周囲炎(いわゆる六十肩)と大変でしたがそれも落ち着きました、ひとつひとつの演奏を大切に深まる秋を楽しみたいと思っております。

お時間がございましたら、深まりゆく奈良の秋をお楽しみに是非是非御来場お待ちしております。



No.722 『第3回菊聖公一地歌演奏会』(令和6年10月11日)

🎵 10月に入ってもまだ真夏日があったりなかなか秋を感じる事は無かったですが、やっと生駒も朝晩が涼しい風が吹く様になりました。 今年の夏は長く厳しかったですね。

 さて一昨年から始めさせて頂きました奈良レクチャーホールでの地歌演奏会も今年で3回目を迎えさせて頂きます。2回目までは12月24日と言う年末開催、皆様からももう少し早目にとのお言葉も頂き今年は運良くホールも予約出来て11月24日の開催となりました。 リサイタルにひと区切りつけて始めましたこのコンサート、想いは自分がもう一度勉強したい曲を演奏したいと言うシンプルな考えからでした。
今年は去年の融に続き奈良にちなんだ三津山がまず頭に浮かびました。 三津山は去年の融と同じく藤原道山さんが尺八の手付けをして下さいました。後半桜子が狂ってゆく場面のお竹の旋律は心に染み込みます。30分を越す大曲、あと何度舞台に上がれるか分かりませんが精一杯頑張りたいと思っております。

そして最初に昨今99歳で旅立たれました琴友会の大先輩の菊和先生を忍び『さむしろ』と『袖香炉』を献奏させて頂きます。先生が米寿の頃より大変お世話になり初子先生の昔のお話しを伺ったり芸のお話しも沢山聞かせて頂きました。お弟子様達と100歳のお祝いの演奏会が出来ればと話してた中、驚き寂しかったです。

そしてこの会では定番にしたヴァイオリンとの合奏に、若手の方々と七小町・吾妻獅子を頑張ります。 お時間がございましたら深まりゆく奈良の秋をお楽しみに是非是非御来場お待ちしております。



No.721 『思い出溢れる融神社へ(東宮司様を偲んで)』(令和6年9月18日)

🎵 もう今年の夏の暑さは猛暑等の言葉では表せないですね、そして各地でのゲリラ豪雨、昔で言う夕立のレベルで無く台風みたいですよね。そして9月の半ばでまだ猛暑日、秋はいつ来るのでしょうか。

 さて8月25日滋賀県の堅田駅から車で20分程度山に入った所にあります融神社で奉納演奏をさせて頂きました。神社様との出合いは初めてリサイタルで融と言う曲を演奏する頃だったかと思います。滋賀県草津市在住のお弟子さんが滋賀大学の冊子で、『ある方がハイキング中に山の中でひっそり建つ神社様を見つけた』と言う話がありそれを教えてくれました。早速車で探しに行きましたが地図にも無く堅田から山の方に進み地元の方にお伺いしても知らないとのお返事、やっと何人か目にご存知の方があり教えて頂き向かいました。
 車を降りて鳥居から参道に入った瞬間、鈍感な私にもわかるほど衝撃的な程の厳粛な空気が満ちておりました。その後東宮司様にお目にかかり2002年に初めて奉納演奏させて頂いた後も、今回ご一緒して下さった藤原道山さんと地歌『融』を奉納させていただく機会がありました。
こちらは昔は源融公の荘園があった場所だそうです。

 その後宮司様がお亡くなりになりご縁が遠くなっておりましたが、今年は大河ドラマが光源氏と言う事もあり、舞の古澤先生や亡くなられた宮司様のご家族、そして地元の皆様のお力添えで今回の奉納の実現に至り、とても楽しみにしておりました。 台風の影響や雨の心配、そして何より野外ですから暑さもどうなるかと思ってました。 当日は朝から大阪には大雨警報も出ましたが幸いにも想像したほど暑くなく無事に5曲の奉納を終えさせて頂きました。

 きっと宮司様も空の上から聴いて下さってたことと思っております。 この日夕方には大津市に大雨警報が出て土砂降りの雨になりました、きっと宮司様がお守り下さったと信じております、叶うならもう一度この場所で演奏させて頂きたいと願い帰途に着きました。



No.720 『まさかのクワガタ、そして。』(令和6年7月7日)

🎵 今年の梅雨はどうなってるのでしょうか。梅雨入りが遅れ梅雨入りした途端に全国的に豪雨になり あちこちで被害が出ましたね、生駒でもまさかの土砂崩れがあり電車が止まりました。 そしてその後 今週は梅雨の中休みと言うより梅雨明けした様な猛暑、奈良も猛暑日であちこち40度に届く気温、まだ7月初めですよね、今年の夏はどうなるのでしょうか。

 さてそんな中、七夕の今朝いつもの様に朝起きて隣にある両親が住んでいた家の窓を開けに行きました。勝手口から入りふとキッチンの流しを見るとなんと排水口の所にクワガタがいました。 子供の頃20分位かけ山の方にクワガタ取りに行った記憶ばありますが、開発も進み周りは住宅ばかりでましてクワガタが家の中に、びっくりするやら懐かしいやらでした。ホームセンターなどで販売されてるのは目にしますが、こんな事は初めてでした。暫くカンカン照りで水が飲みたくなったのかとか思いましたが、窓も締め切ったこの家にどうやって入ったのか不思議でした。庭の松の木に移して周りの木にたっぷり水をかけました。

 勿論関係無いとは思いますが 実は昨日は母の誕生日で朝からお墓に行ってきました、元気なら95歳ですが母が連れてきたのかとふと思いました。



No.719 『紫陽花』(令和6年6月17日)

🎵 全国的に梅雨入りが遅れてますね、奈良もいつ以来か雨はなく逆に何日も真夏日が続いてます。



🎵 先週末高知のお稽古に行きました、数日前迄は予報に傘マークありましたが結局降らず不思議な感じがしました。 そんな中 春野にあります紫陽花で有名な六條八幡宮様に連れて行って頂きました。確か数年前も行った記憶がありましたが本当に見た事も無いようないろんな種類の紫陽花が咲いており改めて感動でした。こちらでは2、3種類しか目にすることはありませんが奥が深いです。

 亡くなった母は庭にある紫陽花が大好きで毎年楽しみにしておりました、今年も沢山の花が咲きました。 さて奈良はいつ梅雨入りかは分かりませんがあと暫くは可憐な花が楽しめそうです。



No.718 『神風が吹きました』(令和6年6月15日)

🎵 春から続いた大きな会も先月半ばの琴友会でやっとひと段落しました。4月の母の13回忌の追善会も6年ぶりの紫香会で久しぶり過ぎて段取りも悪く皆さんにもいろいろご迷惑をお掛けしました。

そしてもう6月ですね、一昨年から年末に始めました私の地歌演奏会、2年連続でクリスマスイブ開催でさすがにもう少し早い時期にとお声がありゲストの方にスケジュールを伺い半年前の抽選に挑むべく準備始めました。会場の奈良公園バスターミナルのレクチャーホールは皆様にも好評ですがだんだん沢山の方も知られる事になり、また県の行事が優先なので今回11月24日の一択でのチャレンジでした。  当日朝9時の電話申込で先着優先方式なので9時1分前から時計と睨めっこ、1回目は早過ぎて繋がらずすぐ掛け直し繋がりました。 ただ一旦保留で折り返し連絡するとの事でした。暫くして電話ありホールには電話が3回線あり同時で後日抽選との事でした。まさかの展開に戸惑いましたが29日に抽選に行きました。そして2人でのくじ引きです先に引かれた方が見事当選でした。ホールの方もとても気遣って下さいましたが12月の土日は既に県の行事が入り空きは無く平日しかないなと諦めてました。

すると翌日電話が鳴り見るとホールからでした。出るといつも担当してくださる方で急に11月2日〜4日の行事が無くなり空きができたとの事、しかもご親切に24日予約された方に変更出来るか聞いて下さるとの事でした。そして翌日なんとその方が11月3日に変更して下さり希望通り24日に開催出来ることになりました。正直びっくりでした、こんな事もあるんですね、この幸運を大切に楽しい演奏会に出来る様に頑張りますので 皆様是非是非御来場お待ちしてあります。



No.717 『今年は早かったです』(令和6年3月3日)

🎵 2月は本当に寒暖差の大きなひと月でしたね。 早くに河津桜の満開の便りがあったり、雪祭り後すぐの札幌は過去最高気温で雪が溶けたと思ったらまた大雪になり雪景色。

 生駒も確か前半は気温が高かったのでお稽古場の梅は一気に蕾が膨らみ、2月10日の紫香会のリハーサルの時には少しですが開花してました。 その後暖かさに誘われて一気に開花しましたが雨が降った影響か早目に花びらの絨毯になりました。この花を見ると毎年春が近いなと思います。

 ご存知の通り奈良はお水取りが終わるまでは寒いのですが、今は3月24日の藤原道山さんとのコンサートの時に桜でお客様をお迎えできればと願ってます。今の所は奈良の桜の開花予想は残念ながら3月24日何です、でもきっと



No.716 『去年より早く』(令和6年2月17日)

🎵 本当に今年は暖かい日がありますね、奈良でも今月15度超える日が何日もありました。 静岡からは早咲きの桜の便りそして梅は満開の所もありますね。
 今月10日は4月の母の13回忌の演奏会の1回目のリハーサルでした。そしてその数日前からお稽古場の枝垂れ梅の蕾の蕾が膨らみポツポツと咲き始めました。このままだと20日過ぎには満開になるだろうと今から楽しみにしてます。

 そして夕方、リハーサル後にゲストの藤原道山さんはじめ若手の尺八の方と大好きな神戸亭に食事に出かけましたが、その道中本当に久しぶりに虹を見ました、とても鮮やかでした。

そして東日本大震災のチャリティー『とどけ和の響き』も近づいてきました。今年も和の響きで少しでもお役に立てればと願っております。



No.715 『如月』(令和6年2月1日)

🎵 今年の1月はお正月からいろんな出来事がありいつもとは違った感じでした。

そして前日1月31日は母の13回忌の命日でした。
もう丸12年が過ぎたんですね、元気なら今年で95歳、まだ生きてても不思議ないですね。

そして4月13日に大阪市のドーンセンターで追善会を開かせて頂きます。1年前の会場抽選では予備抽選に本抽選でも1番を引きました、我ながら凄いなと、母が引かせたのかもですね。 今回は藤原道山さん菊珠三奈子さんの特別出演に、長谷川将山さんと中坪熊山さんに賛助出演を頂き、全13曲を予定しております。嬉しい事に出産や子育てでお休みしていた5人の名取さんも参加してくれて華やかになり楽しみです。前が7回忌、6年ブランクあると準備も不慣れで大変ですがお弟子さん達が本当に動いて協力して下さるのできっと良い会に出来ると思っております。

そして去年から寒暖差が激しかったですね、その中暖かい日も多かったのでお稽古場のしだれ梅の蕾が膨らみ始めました。今月10日の1回目のリハーサルの時に開花してるのが楽しみです。



No.714 『1月は早いですね』(令和6年1月20日)

🎵 1月8日の高知城歴史博物館での今年の演奏会初めは快晴そして3月上旬の暖かさの中楽しく終わらせて頂きました。

 今週は毎年お声掛け頂いてます芦屋三曲協会様主催の阪神淡路大震災の復興コンサートです。 今年で29年になるんですね、早いですね。
 そしてその間に東北で、今年は石川県で大きな地震ありました。今も毎日テレビの映像が目に入ります。 金沢ではお稽古もさせて頂いておりまた当道会の支部もあります。これだけ便利な世の中になってもやはり大自然の前では人間は小さいのですね。

 今年も3月には東日本大震災復興支援のとどけ和の響の第14回を計画しておりますが、石川県の方にも何か出来ないかと今思っております。 そして阪神淡路日1月17日は私の師匠のお誕生日でもあります。昨年は23回忌でした、そんな意味でもいろんな事を考える一日でもありました。

 先ずは21日芦屋で被災されました方々に精一杯の想いを込めて演奏したいと考えております。

 そしてもう一枚の写真、先日の東京のお稽古でお弟子さんから頂いたのですが “矢切の渡し” と言う最中なんですね。初めてでしたがひと口サイズで外の皮も薄く中のあんこもとても上品でハマりました。お稽古の合間に少し小腹が空いたら最高ですね。


No.713 『あけましておめでとうございます』(令和6年1月5日)

🎵 明けましておめでとうございます、お正月はゆっくりされましたか。

 私は恒例の伊勢神宮参拝に行ってきました、お昼前の神宮は凄い人出でした。暖かく青空の下ゆったりした気持ちになり新年もまた気持ちを切り替えて頑張らねばと気持ちを新たにしました。ただ地震に事故と信じられない事が起こり驚いています。
 そう言えば去年元旦は高知でした。昨年末27〜29日に高知に行ってましたが年内の疲れが出たのか熱は無いですが、少し咳が出て身体がだるく2日からは駅伝見て、年賀状書いてのんびりしてました。

🎵 今年は4月13日に母の13回忌の追善演奏会を開かせて頂く予定です。もう12年が過ぎるんですね、本当に早いです。今回は母の昔のお弟子さんが復帰してまた遠方からも私のお弟子さんが名取披露をする事になりきっと母も喜んでくれてると思います。
 6日からはお仕事で高知へ、8日に高知城歴史博物館館でのお正月ミニコンサートで演奏の幕開けです。
また8日にはNHKFMの邦楽のひとときで『桜づくし』を放送させて頂きます。

 新しい一年が皆様にとられましても良い一年になります事をお祈りしております。 今年もどうぞ宜しくお願い致します。


No.712 『今年の弾き納め』(令和5年12月30日)

🎵 12月半ばにかなり冷えましたがクリスマス頃からまた暖かくなってきました。

 24日奈良のバスターミナルレクチャーホールで第2回の地歌演奏会を開催させて頂きました。 去年に引き続き藤原道山さん菊珠三奈子さんはじめ若手の演奏家の皆さんとこの会に対する私の想い、自分が演奏したい曲を5曲演奏させて頂きました。長い曲もありお客様は退屈されたかもしれませんがなんとかリハーサル入れると10曲分を演奏する事が出来ました、かなりハードでしたが自分なりに楽しめました。特に融は道山さんの手付の尺八でご一緒出来る様になってから景色が浮かぶ様になりました。来年8日25日の源融公のご命日に滋賀県の融神社で奉納演奏させて頂くのが今から楽しみです。

さて、少しお正月はゆっくりして来年に備えます。

皆様今年も大変ありがとうございました。
どうぞ良い新年をお迎え下さいませ。


No.711 『さて今年の仕上げ』(令和5年12月17日)

🎵 今週奈良も20度近い暖かさの日がありました、もう12月も半ばなのに本当に変な気候ですね。 寒暖差疲労や特に今インフルエンザが大流行してるとの事、またコロナもまだまだあるらしく気持を緩める事も出来ませんね。

そんな中17日は奈良でもう30年以上お付き合いして頂いてます尺八奏者の “中村筝山先生” のリサイタルに出演させて頂きます。そして24日は去年に引き続き第2回の地歌筝曲演奏会を開かせて頂きます。リサイタルに区切りをつけ自分が好きでもう一度舞台で演奏したい曲を、“藤原道山さん” “菊珠三奈子さん” に若手の演奏家の方々のお力をお借りして今回もかなり欲張った選曲しました。 考えた時はさっと決めましたが近づくにつれ欲張りすぎたかとも思いますが、大好きな曲を精一杯演奏したいなと思っております。まだまだ席もございますので是非ご来場お待ちしております。

そして写真これは何と思われますか、実はTKG 卵かけご飯なんです。この間の高知のお稽古の時にお連れ頂いたお店のシメのご飯でした。豪華すぎてなかなか箸が動かなかったです。


No.710 『秋から冬へ』(令和5年12月7日)

🎵 今年の11月は寒暖差が大きく20度超えた日もあれば冷え込み北日本では来年より早い積雪も、本当に寒暖差アレルギーや疲労を体感しました。

 衣替えしましたが今週末生駒はまた20度予報でどんな年末になるのでしょうか。

 今年は紅葉も遅いのでしょうか、移動の車中から見る景色も思った程の色づきが見られない気がしてました。そんな中お稽古場と中庭の紅葉が綺麗になりました、毎日プチ花見を楽しみました。

🎵 今月は去年に引き続き24日に第2回の地歌筝曲演奏会を開催させて頂きます。 自分の大好きな曲を舞台で演奏したいと言う想いから始めた会、今年も藤原道山さんはじめ若手の演奏家の皆さんのお力をお借りして楽しい一日になればと思っております。

クリスマスイヴですが是非是非皆様ご来場お待ちしております。


No.709 『藤戸』(令和5年11月23日)

🎵 今月7日東京で藤原道山さんの尺八でのお弟子さんでもある
村澤丈児さんのリサイタルに出演させて頂きました。
村澤さんは筝・三絃は勿論尺八にお能までされる凄い若手です。
この日は四季の雪の筝の手付けも自身でされたとの事で只々驚くしかありませんでした。

 藤戸は藤原道山さんと毎年春に開催させて頂いてるコンサートで数年前に一度演奏した記憶はありますが、それ以外は舞台での演奏はなく演奏を聴く事もありませんでした。勿論暗記は初めて、久しぶりに苦労しました。会場は宝生能楽堂で勿論初めてでしたが音の響きも抜群で、尺八と筝の心地よい響きに支えられて楽しく演奏出来ました。

 なかなか舞台で聴く機会も少ない曲ですが緩急も面白いですし、今後も無くならず弾き続けられて欲しいです。

🎵 そしてこの日上京中の新幹線、
前夜夜中に凄い雨が降ったのですが、
その影響で車窓の景色はとても綺麗で特に富士山はここ十数年の中で最高に綺麗でした。






No.708 『金木犀』(令和5年10月24日)

🎵 テレビでは北海道で紅葉と初冠雪が同時に見られたり富士山も冠雪したとの様子も見られます。 でも10月後半なのにまだ昼間は夏日位の気温、まだまだ秋と言う言葉が出てきませんね。 また今年は松茸が不作だとか魚も今まで取れてたものが取れなくなったり取れたことのない肴が取れたり温暖化はいろんな所に影響出てる気がします。

 今年は庭の金木犀がここ数年ぶりに色濃く香りも良くて楽しんでます。まだまだ紅葉は先の話と思いますが秋の気配を運んでくれ気持ちも安らぎますね。

 そして悲しいニュースが、、、先週谷村新司さんが亡くなられました。
まだ74歳ですか、あまりにも早い訃報に悲しくて仕方がありません。

アリス、大好きでした、多分高校入試入る頃からでしたか初期の『遠くで汽笛を聞きながら』とか、チャンピオンは勿論聞き続けコンサートや確か甲子園球場であったサヨナラコンサートも行きました。当時チンペイさんが女の子にモテたいからギターを始めたみたいな事を聞きギターも買いました。

思い出せば菊聖の称号披露のパーティーで弟と2人でチャンピオンをギター弾きながら唄いました。勿論初子先生や菊津木先生も御出席頂いており今から考えたら恥ずかしいやら何と言えば良いのかわかりません。

ソロで歌われる様になっても大好きで今でも沢山CD持ってます。ある意味切なく哀しい曲も多かった気もしますがそちらの方が好きでした。また改めていろいろ聴いて谷村さんを偲びたいと思います。



No.707 『三十三会』(令和5年10月21日)

🎵 先月23日に大阪の山本能楽堂で三十三会を開催させて頂きました。この会は菊重さん菊央さんと東京での開催を目的に始めた会です。コロナで延期もありましたが今年の2月には開催しました。

そして今年は我々の
恩師菊原初子先生の23回忌と大先輩の菊津木昭先生の3回忌と言う事で初めて大阪での開催となりました。当日は開場前から沢山のお客様がお並び下さり満席の中で菊珠さんにも御助演頂き、2人の先生に精一杯の感謝の気持ちとこれからも大阪の地歌を守っていこうと思う誓いを込めて演奏させて頂きました。私も教えて頂いた沢山の事を想いながら『羽衣・袖の露・残月』をきっとこの会場の何処かでお二人が見守って下さってると信じて心を込めての演奏でした。

お二人の先生方の事はこれまでもそして舞台に立ち続ける限り心の支えだと思います。ありがとうございました。



No.706 『律の調』(令和5年10月8日)

🎵 9月に入り演奏の練習や色んなリハーサルが重なりなかなか情報発信出来ずに失礼しました。

 先ずは9月18日に高知の要法寺様で3回目となる藤原道山さんとのコンサートを開催させていただきました。

これまで2回は8月のお盆の時期でしたが余りの暑さに今年はひと月遅らせての開催になりました。ただ今年の暑さは強烈、この日も勿論真夏日、夜も湿度が高く大変でした。

私は久しぶりにソロで筝の『祭りの太鼓』を演奏させて頂きましたが多分50年ぶりでした、そして「春琴抄」と「風雲」でした。 そして今回は地元のウクレレ奏者のキャスさんがご参加下さり道山さんとの共演で素晴らしい音楽を聴かせて下さりアンコールまであってお客様は大喝采でした。 朝から舞台や客席の設営やお花など沢山の裏方の皆さんのお力で素敵なコンサートが今年も開催出来た事に本当に感謝しかありませんでした。

 そしていつもこのコンサートで心配なのが雨、今年も前日予報で降水確率は30%、当日も朝から舞台13時頃、17時頃から雨がと言う予報があり心配しましたが最後まで大丈夫、なんと会場の撤収楽譜終わり車に乗ろうとしたら土砂降りの雨になりました。いゃ〜藤原さんと私の晴れ男健在です。



No.705 『お盆も過ぎて』(令和5年8月19日)

🎵 今年の夏は7月後半から経験した事のない猛暑でした。日本各地も暑日の新記録や最高気温の更新など毎日ニュースはそれがトップ、でも各地で夏の行事は4年ぶりに本来の形で開催されて賑わう様子はやっとコロナ前に戻りつつあるのかなと感じました。
 まだ7月、そして8月に入ったとのんびりしてましたら、ふと来月は後半に3回の演奏会があり、暗記も5曲ある事をのんびりのお盆が始まった時に気づきました。コロナ後ひと月にそれだけの舞台や演奏がある事は無かったので、なかなか頭と身体が鈍っており今週から必死の毎日が始まりました。 その中三十三会で演奏します『袖の露』を今頑張ってますが、しみじみとした曲想に端唄物の真髄を感じております。初子先生の演奏を毎日聴きながらお稽古してます、本番が楽しみです。

 まだまだ残暑も厳しくそれより急な大雨もあちこちであるみたいですね、
どうぞ皆様油断されずお身体ご自愛くださいませ。



No.704 『梅雨明け』(令和5年7月23日)

🎵 近畿も先週に梅雨が明けたらしいです、いよいよ本格的な夏が始まりますね。と言いますか7月に入ったら全国的にも猛暑日があり、またあちこちで大雨の被害も出て、とても梅雨とはかけ離れたお天気だった気がしました。春以降どんどん復活した演奏会もやはり今月と来月はひと休み、また9月以降に備えて暑さに負けず練習しようと思っております。

🎵 9月は今年で3回目になりますが高知のお寺で藤原道山さんとミニコンサートがあります、とても趣あるお庭に舞台を作って頂きライトアップされた景色は幻想的で気持ち良いです。

 23日は三十三会です。このコンサートは東京のみで開催したましたが、今年が恩師菊原初子先生の23回忌になりまた大先輩の菊津木先生の3回忌ですので、追善として大阪で開催させて頂きます。 私は筝の組歌『羽衣』を菊珠さんと、その他袖の露と残月を演奏させて頂きます。もう23回忌なんですね、三人いや菊珠さんも一緒に四人で先生の残して下さった大阪の菊筋の芸を微力ながら守ってゆきたいと考えております。

 9月最後の週は大津で舞の会です、能舞台はやはり雰囲気があり楽しみです。

是非是非皆様宜しくお願い致します。
エアコンが苦手な私です、汗を流してお稽古頑張ります。



No.703 『さて折り返し』(令和5年7月11日)

🎵 確か今年は梅雨入りが早かったような記憶がありますが7月も10日を過ぎて梅雨明けの声も聞こえ始めました。早くも今年半分過ぎたんですね、コロナが落ち着き出し4月以降は大きな行事も開催されあっという間に過ぎました。3年間ゆっくりでしたのでなかなか身体がついていけず大変でした。7・8月は演奏会も無くて少しゆっくりですが、8月からはコンサートや企画もあってこの2ヶ月でしっかり練習せねばと覚悟してます。やはり舞台は楽しみですね。

 6月末に東京のお稽古の後お声を掛けて頂いた仙台の先生の所にお稽古に伺いました。 仙台は5年ぶり位でしょうか、、藤原道山さんと小さなコンサートさせて頂きました。その前はチャリティーとどけ和の響で東北の学生さんをお招きするのと、自分達の目で震災を感じたく大震災の翌年から2回伺いました。あの時の景色は一生忘れられないですし、少しでも何かが出来ればの想いが今年13回目のコンサートの原動力でした。


 仙台、落ち着いた街並みの大都会だと改めて感じましたが、車で半時間も走れば緑がいっぱいの大自然が心を癒してくれました。 そして何と言っても美味しいお寿司もご馳走になり、牛タンはやはり最高でした。 写真は帰りの飛行機からふと気付くと富士山が見えました。これから仙台に伺える機会も増えそうで四季折々の仙台が楽しみです。



No.702 『早い梅雨入りでした』(令和5年6月4日)

🎵 3月のチャリティー以降本当に日の過ぎるのが早く感じます。もう6月ですね、
 今年は桜が早かったですがその後躑躅も早く、庭の紫陽花が5月末には色付き始めて驚いてます。去年は殆ど花が咲かなかったので寂しかったのですが、今年は沢山の花が暫く心を癒してくれそうです。

それにしても5月末には梅雨入りして今週は早くも沖縄に台風が、奈良県にも線状降水帯のアラートが出ました、今年の夏はどうなるのでしょう。 基本暑いのは苦手では無いのですがここ数年の暑さはやはり凄いですよね。


🎵 さて先月末28日は国立文楽劇場で当道音楽会
140回目の記念演奏会がありました。

東京からも沢山特別出演の先生方がお越し下さりまた山村流と華やかな演奏会になりました。そして終演後、特別出演の藤原道山さんと阪口夕山さんに田坂さん菊珠さん菊重さんと楽しい打ち上げしました。

まだまだコロナでの3年間のブランクを感じますがこれから秋に向かって体調も整えて頑張りたいと思います。



No.701 『ならまちにぎわいの家』(令和5年5月16日)

🎵 今年の春はお天気の切り替わりがあったり一日の寒暖差も大きくなかなか半袖に切り替えもタイミングが難しいですね。片付けた冬物を慌てて出したり体調管理が難しく感じます。
 コロナのいろんな規制も解除となり我々の活動も完全に戻りましたが3年間のブランクは想像以上です。3月からは演奏会やリハーサルや遠方でのお仕事など週末は来月末まで幸せな事に詰まってますが以前の様に頭と身体が追いついてない気もします。

🎵 さて13日はならまちにぎわいの家でのコンサートでした。
2015年からご縁を頂き落ち着いた古民家とお庭が見えるお座敷で演奏させて頂いてます。 今回は若手の演奏家の方々のお力をお借りして宇治巡り・名所土産・縁の綱・千代の鶯の四曲でした。お話をしながら目の前のお客様のお顔や反応を楽しみながら気持ち良く演奏出来ました。こんな時間が戻り改めて幸せを感じました。

これから夏に向かいますね、庭の紫陽花も既に可愛い花の芽が出来てきました、綺麗な花を咲かせるのが楽しみです。



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