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〜思いのむくまま日々つれづれ〜 No.521〜540

No.540 2つのチャレンジ(H27年2月8日)

🎵 立春も過ぎ、早くも2月は半ばに向かっています。
 1月は芦屋三曲様のコンサートと当道会本部の新春演奏会でいよいよ今年のスタートでしたが、私にとって2月は早くも前半のひとつのヤマ場です。12月以降のクールダウンから一転、とにかく集中! がんばっています。
 その中で2つの高いハードル、先ずは14日の夢遊児歌での「残月」の三絃替手、私的には数ある替手の中でも最難関のひとつと位置づけています。昔、師匠から「替手を弾く者は本手を暗記していないときちんとした替手は弾けないし、自分が目立ちすぎること無く、いかに本手を引き立たせられるか、それが出来てこそ上手い奏者」と言われてました。残月も細かい手が多くその中でふと本手に聞き入ると、あっという間に取られて頭の中はパニック、本手しか出て来ず・・。あと1週間とにかく弾き込むばかりです。
 そして二つ目は翌週、千葉県茂原市三曲協会様の創立25周年記念演奏会に出演させて頂いてますが、演奏させて頂く中に「たぬき」の替手があります。楽しい大好きな曲でここだけでは問題ないのですが、翌日熊本の長谷検校のコンクール記念演奏会で菊央さんとやはり「たぬき」を演奏させていただきます。でもこちらは本手。 さて果て何とか頭を切り換えて気の張る舞台を魅力ある演奏にしたいと思っています。演奏を楽しむという境地にはまだまだほど遠いのですが、良い意味で肩の力を抜いて大坂の芸をアピールしたいです。

No.539 三匹のおっさん(H27年1月30日)

🎵 早くも1月もあとわずか・・。今週末はまた寒くなりそうですね。
 相変わらず電車で移動中は文庫本を読むことが多いです。先日これは面白いと教えてもらって読みましたのが、有川 浩さんの「三匹のおっさん」でした。還暦を迎えた3人のオジさん、剣道の達人の清さん、柔道家の重さんに、腕力はないのですが頭が切れるノリさんの3人が、各家族を含めて町内の自警団を結成してゆすりやチカン等、町内の悪に立ち向かう話しです。3人の子供や孫たちの家庭内のエピソードなど、とにかく私達昭和の人間がとまどい楽しみながらの正義の道を進む中に、今失われつつあるいろんな古き良き日本のほっとする空気を感じました。テレビにもなったんですね。そして本は題2弾がでて、4月からテレビも再び始まるらしくこれもまた楽しみです。何せいよいよ私もこの年代! 本の解説に関西でうは中年男性は「おっちゃん」と「おっさん」に分けられ、子供や大人でも自分より年上の男性には親しみを込め「おっちゃん」と呼ぶそうです。ちなみに年下は「にいちゃん」、「おっさん」は奥さんが親しみを込めてご主人を呼ぶときに使われるとか。なるほど・・。おじさんと呼ばれるよりおっちゃんの方が親しみを感じる気もしますね。
 私も立派なおっちゃんでも、この本を読んでいると日常の小さい事の中に勇気と元気をもらった気がします。清さんの孫のキャラも良いんです・・。超イマ風ながらしっかり者、そして少しずつ二人の間が近づいていくんですよね。是非呼んでみて下さい。その前は「蜩ノ記」を読みました。
 そして話しは変わりますが、今日30日は母の命日、丸3年が過ぎた事になります。早いですね・・。そして生駒はやっぱり雨。生前、紫香会(たいてい4月初め)は必ず雨と言われてましたが、天国にいっても雨女は健在ですね。

No.538 土台作り(H27年1月19日)

🎵 先週末は高知に今年初のお稽古と新年会でした。 昨年11月の会の写真見せて頂いたり楽しいひとときでした。日曜日は今週末の芦屋三曲様のコンサートのリハーサルがあり高知龍馬空港を朝イチの飛行機で戻りましたが丁度空港に着く頃日が登り始めました。日の出見るのはいつ以来だったか・・お天気も良く早起きした甲斐がありました。写真は搭乗前のものです。なにせガラケー、綺麗でなくすいません。
 さて来年節目の歳を迎える私にとって先のいろんな事を考える大切な1年と感じています。自然体で川の流れや風の吹くままも大切と思う一方、上流に向かい流れと反対に、風に向かって進む様な事もあるのかなと思ってます。残念ながら今年のおみくじは凶でしたが無茶は禁物と受け取り体調含め来年の土台を作りたいと思っております。
 ただ出来れば母が亡くなる3ヶ月前以降3年空いたリサイタルはしたいと思っております・・。

No.537 あれから20年(H27年1月17日)

🎵 20年前の1月17日、あの阪神淡路大震災の日ですね。あれからそんなに過ぎたんですね。あの日、私は明け方すごい揺れで目覚めタンスが倒れないかと両手で支えていたのを覚えています。少しおさまりキッチンに行きますと、電子レンジの上に置いていたコーヒーメーカーが下に落ちて割れてました。もちろん外は真っ暗、TVをつけても何も見えず・・、そして明るくなって後の事は皆様ご存知の通りです。
 この日は私の亡き師匠 菊原初子先生のお誕生日なんですね。いつもだったら毎年たくさんの門人が集まり、お祝いのパーティがありました。そしてこの年は、私は長谷検校のコンクールで賞を頂きましたが、1月末に事務局からお電話をいただき、そちらは大変でしょうから、申込は少し遅れても大丈夫ですと、おっしゃって下さったのも覚えております。
 震災後初めてJRが芦屋まで通じ、お稽古場を見に行ったときの駅前の信じられない景色に足が動かず、ぼーっと立っていただけでした。そんなこんな思い出の日・年から20年が過ぎたんですね。
 今年は3月1日に5回目になります東日本大震災支援のコンサートを全30曲、のべ200名を越す参加を頂き開かせて頂きます。本当にささやかですが、せめて何か出来る事をという皆様の想いの詰まったコンサートになります。今元気な私達の想いを改めて思い固める1日になると思っております。

No.536 二十四節季・七十二候(H27年1月13日)

🎵 いよいよ連休も終わり、お正月気分もおしまいですね。
 私の演奏会は24日芦屋三曲様の新春コンサートからスタートですが、それを含め2月に演奏する曲もたくさんあるので、ぼちぼちエンジンスパートです。一時にやり過ぎると去年11月の二の舞になるのが怖いですしね。
 さて、いつも東京のお稽古でお世話になっておりますT様邸には二十四節季・七十二候のカレンダーがあります。昔から気になり欲しくて探しましたが見つからず、今年のお正月に偶然スーパー内の書店で見つけ、飛び上がるほど嬉しかったです。今は少し気候も変わってきたとはいえ、四季の彩がある日本ならではの二十四節季、今は1月ですが見ているとほっとします。小寒が過ぎいよいよ来週は大寒ですね。今年は何事にも自然態で四季のいろいろを楽しみながら、お仕事できればと思っています。どうも私の性分上食べ物で季節を思うこと(冬のブリやカニ、初夏の鮎そして小夏や新高梨等、高知の果物)が多いのですが、今年はそれに花やいろんな事をプラスできれば良いなと思います。
 きょうも生駒は冷たいですが、背筋を曲げず良い姿勢で前を見て歩こうと思います。

No.535 皆さま明けましておめでとうございます。(H27年1月2日)

🎵 大晦日の天気予報通り、生駒は夕方から雪が舞い始め夜にはすっかり雪化粧となりました。写真は今朝の庭の様子です。
 元旦に雪が積もるのは正直記憶に無いんですよね。去年は12月日本各地で大雪となりたくさんの被害もあり雪の恐ろしさを感じますが奈良ではまだ雪はある意味ロマンチックみたいな感じがあります。
 さて私は今日は朝から箱根駅伝に釘付けでした。数年前5区の東洋大学柏原さんの走りを見て大ファンになり毎年楽しみに観てます。今日もたくさんの感動を頂きました。明日も8時前にはテレビ前にスタンバイです。
 いろんな想いをもち迎えた新年、やはり自然体が大切と思ってますが母を送ったあと初めてのリサイタルを何とか出来たらと思っております。

🎵 皆さまにとりましても素敵な1年であられます事を心よりお祈り申し上げます。🎵

No.534 あとわずかですね(H26年12月28日)

🎵 今年も残すところ、あとわずかとなりました。
私もスローダウンで、今年を振り返りと前回書いた矢先に何とインフルエンザでダウン・・、いや、とんでもない年末となりました。発見が早く熱もたいして出なかったのですが、咳がひどく苦しかったです。そのしわ寄せでまだ今日もお稽古でした。
 やはり思い返すのは一月前の高知、菊由瀬先生の喜寿記念の演奏会です。田辺頌山さん、藤原道山さんのご出演と葛西聖司様の司会という豪華なゲストで、当日は立ち見のお客様の大盛会でした。前日が通しリハーサルの為、木曜日の夜に高知入り、この時点では土曜の天気は雨/晴でした。リハーサルの日、午後から曇りだし、夕方にはぽつぽつと雨・・・、何とか当日午前中に上がればと祈るような思いでした。当日目が覚めるとお日様が・・・。3人の晴れ男の集結に神様も心動かされたか、"快晴"。気温はなんと11月末というのに24度まで上がりました。私も全13曲中、9曲の演奏と、もうアップアップでしたが、、終曲の龍馬伝まで満員のお客様の中、充実したコンサートにさせて頂けました。夜は祝賀会、二次会、最後は屋台のラーメンまで、皆で1日中楽しみました。
 さすがに、その1週間前の研修会を含め全力で走ってましたから、12月に入るとボ〜っとして、やはり10年前、20年前のようなわけにいきませんね・・・。トシ相応というか、今回は思い知りました。この年末年始は、来年1年を通し、これをしたいとか、この曲を覚えようとか、いろいろ考えようと思っています。

No.533 師走 半ば・・・今年いろいろ(H26年12月16日)

🎵12月も半分が終わり、今年もいよいよ2週間あまりでね。
暖冬と聞いてはおりましたが、先日も四国で大雪になったり、日本海側でも12月としては異例の大雪で、またこれから強い寒波が来るらしいですね。 生駒も寒いです・・・まだ雪こそ降ってはいませんが真冬の寒さです。
 9月から本当にハードでした。海外そして戻ってのいろんなコンサートで11月の末の研修会と高知まで、とにかく全力で走っていました。 そんな11月の後半、練習中生まれて初めて眩暈(めまい)を起こし立てなくなりました。気分も悪く自分でも「自分でもやばいかな」とも思いました。少し気分も収まり近くの医院へ行きましたが、これまた生まれて初めて頭部CTを撮ることに、幸い異常なく過度の疲れとストレスからかとの事。あれから一月何もなく過ごしております。周囲の方からもご心配頂き、早めに脳ドックにとも思ってます。やっぱりトシには勝てないですね。11月23日の第2回研修会は10曲中7曲、29日の高知菊由瀬先生の会は13曲中9曲・・、そりゃ、身体も悲鳴をあげますよね(笑)。やはり組歌がきつかったかな・・・、でも日曜日のお稽古で8月にTVで弾かせて頂いた「雲井の曲」を弾きましたが、改めて素敵な曲だな〜、いつでも暗記で弾けたらどんなに楽しいだろうと思いました。
 1月からの会に向けての準備にぼつぼつ入りましたが、今は年末に向けて少しクールダウン中。11月の会あたりより、次回からぼちぼち振り返ってみようと思っております。

No.532 オマケは付きましたが、無事帰りました(H26年10月15日)

🎵 最終公演の翌日は日本への便の乗り継ぎを考えてとの事で、チェコのプラハへの移動でした。8時間半に山荘のご主人 アキコさんとの別れを惜しみつつ陸路でプラハに向かいました。朝は霧が深かったですが、次第に晴れ、のどかな車窓からの風景を見つつ居眠りしつつバスの旅は続きました。午後2時ごろにチェコの国境に入り、プラハのホテルに着いたのは夕方の4時半。なんと8時間の旅でした。また高速道路が少ないせいもありますが、日本なら東京ー広島位かなと皆で笑ってました。疲れもありましたが、せっかくのプラハ、5時すぎからプチ観光に出かけました。名前ははっきり判らなかったのですが、この時間唯一見学できた丘の上の城、あまりの立派さに目を奪われました(たぶんプラハ城)。写真には入りきれませんでしたが・・。
 それから、有名な橋へ、、。あの世とこの世をつなぐ橋として有名な所らしいですが、すごい人出でした。入口は立派な塔があり、歴史の重さを感じました。そしてふと気付くと日本の観光地よりはるかに暗いのです。そうなんです。窓の明かり以外、日本の様な広告やネオンが全く無いんです。これがまた史跡の素晴らしさを大きくしていると感じました。
 さて、翌日はプラハの空港からフィンランドのヘルシンキに飛び、日本の成田へのフライトでしたが、メールで日本には台風19号が接近中との事、しかも本州直撃みたいで、これは又すごいお出迎えと思いつつ、無事日本に降りれることを祈りました。約10時間のフライトで朝9時に成田に無事着陸!(早い時間の到着便で良かったです)。私は成田エキスプレスと新幹線を乗り継いで京都へ、そこから近鉄で無事生駒に3時半ごろに戻りました。

 いやー、長い旅でした。

No.531 無事終了です(H26年10月11日)

🎵 ワルシャワでの公演の翌日、7時間の陸路移動で、最後の公演地ノーヴィタークに到着しました。この日は会場のノーヴィタークのショパン音楽学校で軽いリハーサルと打ち合わせの後、宿に向かいました。街から半時間程のこの宿が凄いんです! これは次回に詳しく紹介します。
 公演最終日も快晴! 朝、山からの絶景を楽しみながら会場に行く途中、素敵な木の教会を案内してもらったり、スーパーに買い物しに行ったりしました。この日までの買い物はマリアンポレでのお祭りとスーパーを含めこれで3回目です。目的はお土産用のクノールスープ。寒い国だからか種類も多く一袋の値段がお手頃なんです。
 リトアニア・ポーランドではユーロを使えず通貨はリタス・ゾルチになりますが、これらは帰りの空港でユーロに変えてくれないんです。ですので使いきりを考えて両替でした。
 最大の難関のピアノ・歌とのコラボ!のリハーサルを何とか終え、いよいよ開演は18時。先ず感激したのは、この学校の小学生や先生方が『千の風にのって』を日本語で唄って下さったことです!! 公演もお陰様で大盛況に終え、市長様からお花と記念品までいただきました。振り返ってみれば日本を出て10日間、移動・ワークショップ・5公演と本当にハードな毎日でしたが、子供たちの笑顔に癒されました。

そして今日は帰国のためチェコのプラハに7時間程の予定で陸路移動です。
写真は最後に泊まっていた山荘からの景色です。

No.530 ポーランド(H26年10月7日)

🎵 5日にマリアンポレで、リトアニアでの3回目の公演を無事に終えました。1階の300人入る客席はほぼ満席でした。日本の大使やマリアンポレの市長様もお越しくださり御挨拶までいただき歓迎ムードの中、3部のワークショップまで無事に終え、もったいない位の暖かい拍手を頂きました。
 そして昨日は6時間半のバス移動でポーランドのワルシャワに着き、ホテルに荷物を置いて直ぐに、今回の会場のヴィラヌフ宮殿に、今回の公演の目玉のひとつ、現地の楽器とコーラスの方とのコラボの練習に向かいました。学生さんのコーラスのレベルの高さに圧倒されました。写真は会場の宮殿の外観で、コンサートがある場所もその中の素晴らしい部屋です。現地の皆様も本当に暖かく熱烈に歓迎して下さいます。
疲れもかなりありますが先ずは今日頑張ります!

リトアニア・ポーランドとそれぞれのお国のお食事を楽しませて頂いてますが、そろそろ日本食が恋しいですね。
今日も綺麗な青空が広がり木々は黄色に色付き落葉もかなり進んでます。

No.529 カウナス・マリアンポレ(H26年10月4日)

🎵 2日ヴィリニスでの公演を無事に終え、3日は8時過ぎに2回目の公演地カウナスに向けバスで出発、1時間ちょっとでホールに到着。この日はワークショップでお客様に舞と唄と尺八を経験して頂く企画もありました。公演は舞の地方で「鉄輪」と「茶音頭」、演奏は「たぬき」です。勿論言葉が通じない中でどれ程日本の古典芸能を楽しんで頂けるのか本当に不安でしたが、たくさんの拍手を頂けました。
 そして今日4日、第3の公演地マリアンポレに移動でした。車窓は高い山も無い雄大な景色! かなり疲れのたまった心身が癒される思いでした。街ではホテルの目の前で秋のお祭りが開かれ食べ物や特産品のテントがたくさん出ていて、とても賑やかでした。
 こちらに来て4日間快晴続き、リトアニアでは1日快晴の日は年間40日位しかないとか、、。晴れ男の本領発揮です!
 写真はヴィリニスのホテルの部屋からの朝の景色です。

 日本は台風が近づいているようですが、くれぐれもお気を付けて下さいませm(_ _)m

No.528 無事に着きました。(H26年10月2日)

🎵 1日朝8時に伊丹を発ち、成田初11時のフィンランド航空で10時間、ヘルシンキで乗り継ぎを経て、計15時間半でリトアニアの首都ヴィリニスに無事に着きました。こちらは時差がマイナス6時間です。かなり樹木も色付き初冬の感じです。朝は1度位で昼間は14度位。でも昨日から快晴で心地よいお天気です。街並みも落ち着いてとても綺麗です。
 今朝は6時に起きて7時には地元のテレビに出演。その後今日の会場のヴィリニス大学に入り、先程までリハーサルでした。今は2時間程に迫った本番待ちです。明日は朝8時過ぎには2回目の公演のカウナスに移動です。さすがに少し疲れはありますが、明日を乗り切ればスケジュールも楽になるので頑張らねばと思います。

No.527 では行ってきます。(H26年9月30日)

🎵 朝夕は涼しいより寒いという感じの生駒ですが、今年は庭のキンモクセイが数年ぶりにとても良い香りを楽しませてくれています。
 さて、いよいよ明日リトアニアに向け、出発いたします。8年ぶり位のヨーロッパ、もちろんリトアニア・ポーランドは初めての国です。スケジュールは前半は特にタイトです。明日出発し、時差の関係で明日夜着。明後日は朝7時から地元のテレビ出演があり、その後コンサート。そして次の日も朝8時半出発の移動で、次のコンサートみたいな感じです。
 三味線の音色がどんな風に聴いて頂けるのか楽しみです。気候がかなり変わりそうなので、ノドや体調にはしっかり気をつけたいと思います。何か美味しい食べ物に出会えれば、嬉しいですね。又、順次ご報告いたします。では、行ってきます!!

No.526 あっという間に・・・。(H26年9月29日)

🎵 何か今年の9月は本当に早かったです。
 錦織選手、残念でした。しかし月並みですが、感動を頂き感謝です。でも昨日はマレーシアオープン優勝、本当にモチベーションがすごいですね。
 さて、私は21日は「ならまち俥座ライブ」、そして28日は生田神社会館での「今小町」イベントでした。28日は一部で「黒髪」「今小町」を演奏後、休憩の間にお客様は今小町のお酒を楽しまれました。後半、「笹の露」の演奏に入った時に、会場は今小町の香りがいっぱいで、飲んでない我々もほろ酔い気分で、笹の露を演奏させていただきました。今回はお客様の半分以上は地歌を聴かれるのが初めてというコンサート。でも皆様「今小町」「笹の露」とうい長い大曲を熱心にお聴き下さり、とても嬉しかったです。打ち上げでは皆様より、「退屈せず、楽しくきけました。」と嬉しいお言葉を頂けました。
 さあ、いよいよ本当に久しぶりの海外が迫ってきました。こちらの詳細はまた明日!!

No.525 すごいです、そして次へ。(H26年9月8日)

🎵 先週末は少し蒸し暑い日が続きましたが、日曜日から特に朝夕、生駒は完全に秋モードに入り涼しいです。
 さて、昨日(7日)の朝、目覚めるとテニスの錦織選手が全米オープン準決勝で勝ち、日本人として初のシングル決勝進出を果たしたというニュースが入ってきました。4回線、準々決勝とフルセットで4時間を闘った上での準決勝、他の選手に比べても小柄な身体ですが、どこにあの素晴らしい体力と精神力があるのでしょうか・・・。私も40年以上前、中学・高校とテニス部で真っ黒になり、ボールを追いかけていました。テニス部に入ったのは、本当は野球部に入りたかったのですが丸刈りという事でためらってしまったというのが理由です。まだあの頃は硬式テニスはマイナーなスポーツでしたが、そうですね・・、神和住選手とかマッケンロー選手等の名前も覚えてます。一応オマケで全国大会の様な会にも出して頂きましたが、大阪府の大会ではブロック3−4回戦が精一杯でした。今回の錦織選手の活躍は日本のテニスを変えますね❗ とにかく火曜日の決勝が本当に楽しみです。
 私は来月の海外を控え、いろいろとスケジュールもタイトになってきました。今月後半も「ならまちのライブ」、「今小町さんの催し」と自分でも楽しみなコンサートが控え、がんばって練習しております。是非ともこの好季節、ご来聴をお待ちしております。

No.524 地歌三昧(H26年8月22日)

🎵 8月17日、ならまち音声館で地歌三昧というコンサートを開かせて頂きました。奈良でお世話になってます中村箏山先生の御社中の方の尺八と、私の関係の方やお弟子さんが糸で、全曲パートはひとりと言う合奏研究会でした。社中やグループでの合奏は経験あっても、ひとりで歌い三絃を弾くことが初めての方も半分はおられました。間違ってもそれに気付いて戻れば良いのですが、三絃と箏の合口(あいくち)は意外に難しいです。手事などでは、ずれたかなと思ってもなかなか相手を聞いて戻れるようになるまでは年数がかかりますし、合奏の場数がやはり物を言います。
 しかし西洋音楽の様に楽譜からしっかり出来上がったものではなく、盲人音楽として発生し伝承されてきた地歌は、派によって歌はもちろん、手や寸法そして緩急も異なります。ですから、やはり1対1でお互いが会話する様に進んでゆけるのが、最もその奏者なりの曲になってゆくのだ、と思います。ノーミスの演奏が満点でなく、その中に奏者の個性や音色に対するこだわりなどで、地歌はたくさんの色を持ち輝くんだと思います。皆緊張感いっぱいのそして山あり谷ありの会でしたが、各々のレベルで反省点も見つかり充実感も手に入れ、内容のあるコンサートとなりました。80名も入ればいっぱいの小さな会場でしたが、満席のお客様で出演者各々のナマの音を楽しんで頂けたと思います。大きな会も必要ですが各人の勉強そしてレベルアップにはこんな形のコンサートも絶対に必要と感じました。もっともっと若い方にも参加して頂けるよう会を続け、ささやかな輪を広げたいと思いました。
 地歌はやはり先ず歌が大切です。歌の勉強にはとても時間がかかりますし、初子先生の言葉通り「一生が勉強」ですね。やはり今はどうしても現代邦楽の方が元気に見えますし・・、でも皆様、是非思い切って歌って下さい。三絃の楽しみ、地歌の楽しみを必ずお知り頂けると信じています。

No.523 チャレンジと言いますか・・・(H26年8月16日)

🎵 先週末の台風の通過後、真夏のカンカン照りの空ではなく、何か梅雨の頃のような空模様です。温度は少し低めで助かりますが、とにかく湿度が高いのがキツイです。
 世の中はお盆・・、両親が亡くなり二度目のお盆ですが、そのお迎えやお見送りも宗派によっても少し違ったりで,複雑ですね。私の祖父の田舎は三重県で松阪からも車で30分以上かかる田舎です。7月末にお墓参りもすませ、伊勢神宮に足を伸ばしましたが、とても暑かったです。親が元気な頃は任せきりで知らないことだらけ・・。でもお墓に行き、また仏壇に手を合わせると、心が少し晴れるような気分になります。
 今年のお盆はお稽古も少なく比較的時間もあり、生まれて初めて作曲(・・というのも恥ずかしい)の仕上げに取り組んでました。11月末にいつもお世話になってます高知の先生の喜寿のお祝いの会があり、その中で先生が書かれた詞に三絃と箏の手をつけさせて頂きました。もちろん私は現代曲は全くだめですから、地歌風・・。初めての試みで四苦八苦、自分の作曲の才能のなさを改めて思い知りました。同じような歌の節や手が頭の中をグルグルまわり、苦闘の連続。それがやっと昨日一応の完成となりました。10分に満たない小品ですが、予定通りなら11月末のその会で初演となります。何か変な感じがします。私にとりまして人生最初で最後のチャレンジの夏となりました。
 8月もあっという間に半ばを過ぎました。目先を8月からのコンサートにしっかり向けて、今月後半は早めのスタートを、と考えています。

No.522 すごかったです(H26年8月7日)

🎵 8月2日、3日と都山流の講習会にお招き頂、菊重精峰さんと高知に行って来ました。余裕を見て1日の夕方に高知入り、台風はずっと西の方でしたし、何の心配もなく高知龍馬空港に着きました。知り合いのお店に二人で久々に伺い美味しい食事とお酒をごちそうになり、この日オンエアの「にっぽんの芸能」を見るべく早めにホテルに戻り、各々の部屋に戻りました。TVづけスタンバイOK・・・ところが、気が緩んだのかふと目が覚めると深夜0時半〜、なんと眠ってしまい見過ごしてしまいました。翌朝それを菊重さんに話すと、彼も眠ってしまったらしく二人で大笑いでした。
 土曜日は午前中から雷も鳴り、すごい雨になりました。まだこの時点ではそんな心配もしてなく、午後に会場のホテルに入り、講習会後懇親会があり、その後地元の方と少し出かけましたが、帰りも雨が上がってましたし、まだまさか翌日にあんな事になろうとは夢にも思いませんでした。ゆっくり温泉に入り、菊重さんと部屋で軽く飲んで眠りにつきました。
 そして日曜日、ニュースを見ていると高知市内にも大雨や洪水の警報が出ており、午前中、午後の講習曲をリハーサルしている頃には、土砂降りになりました。そしてその時、マナーモードの携帯が順次鳴り出し・・・、エリアメールで高知市に避難勧告が出たと知りました。その後またすぐにもう一度鳴り、鏡川氾濫の危険が知らされました・・・。ホテルのすぐ裏が川だったんです。昼頃、ホテルの2階から見ましたら、遊歩道など全くなく沈んでしまい、すごい流れでした。
 私共はふと帰りはJRは絶対動かないと思い、調べて頂くと伊丹行きの最終便に少し空席があり、早速抑えて頂き、講習終了後空港へ行きました。大阪からの便が着陸出来れば運行という条件でしたが、何とか戻ってきました。全く予想もしていなかった事で、ただただ自然の力の恐ろしさを体験しました。そして又、台風が日本に近づいてますよね・・・。高知はよさこいの時ですし、とにかく大きな災害が起こらないこと、心から願うばかりです。

No.521 梅雨が明け さあ8月。(H26年8月1日)

🎵 7月後半の3連休が終わって、梅雨が明けましたね。その前の暑かったこと・・。これが9月まで続けばどうなるんだろうと思いました。その後、生駒は夜は少しましになりましたが、昨日あたりから又寝苦しい夜となりました。
 さて、いよいよ今夜1日の22日時より、Eテレで先日収録していただいた「雲井の曲」がオンエアされます。いろんなたくさんの思いがありますが、つくづく感じたのは自分の力不足でした。そしてお話しを頂き2週間自分なりに精一杯準備をしましたが、本当に良い勉強をさせて頂けたという感謝の気持ちでいっぱいです。組歌はなかなか曲の内容まで気がまわっていないのが正直な所ですが、今回「雲井の曲」は大好きになりました。組、特にこの奥組は趣き深く、難しいですが改めて作曲された八橋検校のすごさも実感しました。組歌はひと組が同じ拍数で出来ており、限られた単調な手です。しかしその中に歌とともにいろんな表情が感じられます。
 今日から8月に入りました。いよいよ秋のいろいろなコンサートの準備も、と思います。ひとつ大きものが・・10月1日から13日の日程で、リトアニア・ポーランドに舞の先生とご一緒させて頂きます。5回の公演があるそうです。やはり体調が大事ですね。そのためにもこの暑い8月をしっかりと楽しく乗り越えたいと思っています。

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